無能サラリーマンブログ

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『カイジ「命より重い!」お金の話』要約

要点

①「がんばった自分へのご褒美!」は負のスパイラル

②「給料が上がるから」「昇進するから」の本当?根拠は?

③なんとなく使った1万円が浪費への第一歩である数学的根拠

それぞれについて、説明していきます。

①がんばった自分へのご褒美!」は負のスパイラル

こういう人の口癖で多いのは、「がんばった自分へのご褒美!」です。

しかし、その”ご褒美思考”があなたの貯金を減らし、やがては身を滅ぼしかねないということを理解すべきです。

給料日に手にしたお金を「ご褒美だ〜!」といって、パァーっと使ってしまうのは、地下の強制労働施設で給料日に豪遊してしまったカイジと同じです。

(中略)

働いてストレスを溜め、そのストレスを発散するために働いて稼いだお金を使う。

そしてお金がなくなるので、またストレスを溜めながら仕事をしなければいけない。

何か変だと思いませんか?

そうやってお金を使っているうちは、一生その悪いスパイラルから抜け出せないでしょう。

「いつまでたってもお金が貯まらない」「いつまでたっても生活が楽にならない」、

そう感じている人は、自分が”ご褒美思考”になっていないか、振り返ってみましょう。

カイジ「命より重い!」お金の話』 P65〜68より

②ストレスを溜めて働く→頑張った自分へのご褒美!でストレス発散

→またストレスを溜めて働く→また頑張った自分へのご褒美!でストレス発散

→またまたストレスを溜めて働く→(以下同)

これでは、絶対にお金は貯まりませんよね。

お金を貯めたいのなら、将来安心した暮らしがしたいのなら、「頑張った自分へのご褒美!」は止めるべきです。

一時的な欲求に振り回されて、散在するのを止める

③「給料が上がるから」「昇進するから」の本当?根拠は?

「来年はまた給料が上がるから、大丈夫だ」

「あと2、3年すれば、オレも確実に課長に昇進するから、これくらいの出費は問題ない」

「冬のボーナスで一括払いしよう」

ついこのように考えがちです。

(中略)

ただ、「これから景気がよくなる」「給料が上がる」と言うのであれば、自分でその理由を明確に説明できなければいけないと思います。

(中略)

しかし、そうであれば、そのまま「自分はよくわからない」としておくべきです。

そして、その先の判断もするべきではありません。

つまり、「もうすぐ給料が上がるはずだから、ちょっと無理して住宅を買っても大丈夫」などと考えてはいけないのです。

仮にまわりが全員同じ意見だったとしても、自分のまわりの意見が正しいとは限りません。

まわりと同じ判断をすることが正しいわけでもありません。

まだ自分自身に見通す力がなければ、「あの人がこう言っているから」ではなく、「白とも黒とも判断をしない」という判断こそが、最もかしこい判断なのです。

カイジ「命より重い!」お金の話』 P69〜72より

「あと数年で給料が〇〇円になるから」

「あと数年で昇進して給料が増えるから」

会社の給料を当てにして、自動車ローンや住宅ローンを組む人が多いみたいですね。

私は会社でたくさん裏切られてきたので、会社の給料はいっさい当てにせず生きてきました。

その会社の給料は、必ず上がりますか?

必ず昇進できますか?

エスなら、その根拠を言えますか?

もしイエスの根拠が言えないのなら、会社の給料を当てにしてローンを組むのは止めるべきです。

貯金に励んで、現金一括払いで買える範疇の家や車を選ぶべきでしょう。

たかが家や車です。

どれだけ立派なものでも、数年経ったらただの中古住宅、中古車に成り果てるのです。

気持ちいいのは最初だけ、あとはローンで苦しむ日々が待っています。

勢いでローンを組むのは止めましょう。

そして、会社の給料を当てにして生きるのは、今の時代危険すぎるので、私は反対です。

貯金に励んで、現金一括払いで買えるよう努力して欲しいです。

なんとなく使った1万円が浪費への第一歩である数学的根拠

あなたは、ある日、なんとなく1万円を使ってしまいました。

その日は罪悪感や後悔の念を感じることでしょう。

しかし、次の日も同じように1万円を散在してしまいました。

「またやってしまった!」と思うでしょうが、昨日よりは罪悪感がありません。

それを繰り返していくうちに、どんどん1万円の重みが薄れていくのです。

10万円を使ってしまった後は、もはや1万円を節約することに大した意味を感じなくなります。

(中略)

総額が多いと1円の比重が下がっていきます。

総額が10円だったら、”10%相当”ですが、総額が1万円だったら”0.01%”、100万円だったら”0.0001%”です。

金額が増えるにつれて1円が軽くなるのは、ある意味当然なのです。

ただ、その感情を放置し、その感情に任せてお金を扱うと、浪費癖は治らないどころか、加速していくのです。

そして気づいたときには元に戻れないところまで行ってしまうのです。

カイジ「命より重い!」お金の話』 P82〜83より

私も高い買い物をしたあと、気持ちが大きくなって、つい散在しがちになります。

また不思議なモノで、高い買い物をしたあと、急な出費が続くものです。

車を買ったら、ぶつけてしまって修理代がかかったりとか。

こうした貯金がどんどん減っていき、心が荒んでいきます。

これが嫌なので、私は高い買い物をするのは極力避けるようにしています。

上の引用文に書かれているとおり、高い買い物は浪費への第一歩となる恐れがあります。

もし高い買い物をするなら、本当に必要なモノなのかどうかをよく考えてから買うようにして頂きたいです。

先ほども言ったとおり、私も最近、疲れており物欲に支配されそうです。

こういうときに買い物をしたら失敗するのは目に見えています。

以上、『カイジ「命より重い!」お金の話』(木暮太一 著)(サンマーク出版)の書評でした。

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